NO.1 はじめに~従来の会計作業とパソコン会計の違いやメリット

これまで手書きで帳簿をつけていたけれど、パソコンを会計作業に活用したいと考えている人が増えています。
会計ソフトを使うとどんなところが便利になるのでしょうか。
従来の会計作業とパソコン会計の違いやメリットを考えてみましょう。

従来の会計作業とパソコン会計の違いやメリット

自動で転記や集計がされるからミスも少ない

下の図は、手作業とパソコン会計の作業手順を表したものです。
手作業は煩雑であり、手書きで行うためミスも起きやすくなります。
一方、パソコン会計では、取引を会計ソフトに入力するだけで自動的に転記、集計作業などが行われます。
そのため作業はぐんと省略され、入力ミスもなくなります。

益子会計「弥生会計塾」弥生会計塾、手作業とパソコン会計の作業手順

初心者は仕訳をがんばりましょう

会計ソフトに入力する取引データのことを仕訳といいます。
たとえばガソリン代2000円を現金で支払った場合、下のような仕訳を会計ソフトに入力します。

益子会計「弥生会計塾」弥生会計塾、会計ソフトの仕訳画面

パソコン会計では仕訳ができなければ、集計や決算も正確にできません。会計の初心者の方は仕訳をできるようにがんばりましょう。

青色申告特別控除が使えます

上記のような仕訳を記帳した帳簿に基づき所得を計算して、確定申告することを青色申告といいます。
個人事業者の方が青色申告をした場合で、承認申請など一定の要件を満たしたときは特典が設けられています。
その特典の一つに青色申告特別控除があります。
青色申告特別控除を利用すると所得金額から最高65万円が控除されることとなります。