入力作業が終了した後に、仕訳日記帳や総勘定元帳、残高試算表を使ったチェックの仕方をお話しします。
入力作業終了後のチェックの仕方
1.仕訳日記帳によるチェック
仕訳日記帳は、入力した仕訳がすべて日付順に並んでいるので、入力もれをチェックしやすいです。
また、仕訳日記帳は貸借が表示されるので、仕訳ごとの貸借の科目をチェックするといいでしょう。
2.総勘定元帳によるチェック
登録内容を修正する画面を開きます。
固定資産一覧画面で修正したい資産を選択して、ツールバー「編集」ボタンを押すと、新規登録と同様の「固定資産の編集」画面がでてきます。
同じ画面は、固定資産一覧画面で編集したい資産をダブルクリックしても出てきます。
出てきた「固定資産の編集」画面で変更する項目を修正して、「OK」をクリックします。
3.残高試算表によるチェック
残高試算表からも残高を資料と突き合わせることができます。
例えば普通預金(A銀行)4月末残高について、残高試算表では180,000円であるのに対して通帳では1,780,000円であったとすると、差額1,600,000円の金額のズレが発見できます。
同じく売掛金4月末残高について、残高試算表では3,300,000円であるのに対して売掛表では1,700,000円であったとすると、差額1,600,000円の金額のズレが発見できます。
このような場合は、補助元帳一覧表「普通預金(A銀行)」欄をダブルクリックすると、補助元帳に飛ぶので、補助元帳に入力された仕訳と通帳を突き合わせて入力もれや入力ミスを探します。
このとき補助元帳で絞り込み機能を使うと効率的に突き合わせることができます。
補助元帳の左上「絞り込み機能を使う」欄にチェックマークを入れると、オレンジ行が出てきます。
具体例では普通預金と売掛金の同額がズレているので、絞り込みの条件を勘定科目欄に「売掛金」と入力して絞り込みます。
絞り込みの結果、売掛金回収の仕訳が逆仕訳で入力されていたことが分かりますので、修正します。
修正後に残高試算表の金額と通帳及び売掛表を突き合わせて、金額が一致していることを確認して下さい。