税務調査に強い記帳代行〜税務調査官からいただいた一言〜
2015年7月22日[更新:2019年9月30日]
お客様の税務調査立会いの際、税務調査官から会計データの入力をしているのは誰かと聞かれ、「益子会計が記帳代行の委託を受けており、資料の整理から入力まですべて益子会計の担当者が行っている」と説明しました。
調査中盤ほどで、「これだけ資料が整理されていて、入力事項も分かりやすく記帳されているのであれば、あまり問題なさそうですね」と。
調査終了時には、調査官から社長に、「今後も益子会計さんが記帳を行っていけば大丈夫でしょう」とおっしゃっていただけました。
税務調査官からいただいた一言
記帳代行作業の流れ
こちらの企業様については、毎月社長に売上請求書、仕入請求書、経費請求書、納品書、領収書、通帳コピー、契約等があれば契約書コピーをお持ちいただき、その場で足りない資料がないか確認させていただいております。
その後、記帳担当者が資料整理から入力までを行い、不明点や確認事項をまとめ、監査担当者に報告をし、報告を受けた監査担当者が社長に確認を行い、1ヵ月の月次試算表を完成させます。
記帳担当者の徹底された業務
益子会計には【記帳担当チーム】があり、徹底した教育のもと、税務調査に強い資料整理、入力方法を行っております。
具体的には、どの順番で領収書を貼っていけばよいか、請求書のファイリングはどのようにすればよいか、入力時の勘定科目は何を使えばよいか、摘要欄にはどのように記載すればよいか、すべて税務帳調査に対応しやすい方法で行っているのです。
また、監査担当者と記帳担当者間では、日々報告、連絡、相談のコミュニケーションがとれているため、監査担当者は細部に至るまで内容を把握することができます。
税務調査とは
税務調査とは、総勘定元帳や請求書、領収書等の証憑類、源泉徴収簿などを精査して申告内容を確認し、誤りがあれば是正を求める一連の調査であり、ほとんどの場合、顧問契約のある税理士、会計事務所が社長と共に立ち会うものです。
税務調査におけるポイント
税務調査でよく見られるところは、売上計上時期が間違っていないか、操作されていないか、交際費の内容(社長の家の近くの領収書やゴルフの領収書などなど)、在庫の計上漏れ、売上の計上漏れがないか、人件費は適正かなど。
正しい処理であることを証明するには証拠が必要になります。求められたときに、その証拠を適切に調査官に示して説明できれば、何の問題もありません。あまり経理に重きを置いていない会社では、それらの証拠が不十分であるケースが多く、是正されることもしばしばあります。
調査を受けた会社の約7割は誤りを指摘され、そのうち約3割で不正が見つかると言われております。
益子会計に記帳代行を依頼するメリット
一般の経理担当者でも記帳はできます。もちろん自社に優秀な経理担当者がいて、リアルタイムで会社状況を把握されることが一番望ましいことではあります。
しかし、中小企業において経理担当者を一人雇用するにも数十万円の人件費が必要です。また、資金がないからとりあえず記帳専門会社に安価で依頼しようと考えていらっしゃるのであればそれは税務調査を見据えた記帳ではないということ、また、税務調査時に記帳代行専門会社は立会いができないこと、そして、すべての経理処理について社長が説明しなければならないということを理解しておいていただきたいと思います。
社長の本来業務は経理処理について勉強し、調査官に説明することではなく、会社の経営全体を考えることです。記帳業務から月次監査、決算申告、税務調査まで益子会計はワンストップサービスで行うことができます。これが最大のメリットです。
※事例につきましては、掲載時点での法令に則った内容となっております。